話題になっている映画、「小学校 ~それは小さな社会~」を見てきました。
英語の題名は「The Making of a Japanese」です。
「子どもたちが役割、責任を与えられ、それを全うすること。行事に向けて自分たちが主体となって動き、時間をかけて準備すること、そしてなにより集団で行動するコミュニティづくりを育てる力。それらの『特別活動』と呼ばれる教育があるからこそ、今の日本社会が成り立っていること」を中心にある小学校の新一年生と六年生の1年間の様子を撮った映画です。
日本の小学校では勉強のみでなく、掃除や係の活動などで、生活全般を教えるということー
「小学校で学んだ頑張ることの楽しさとか、何かを成し遂げる達成感や喜び、人の役に立つことで自分も嬉しくなれること。役割を担ったり責任を持ったりすることは面倒臭いことではなく、楽しくてワクワクすることとか……」
映画の中では、3名ほどの新一年生の頑張りを一年間追っていますが、失敗を乗り越えて、最後には役目をしっかり果たす姿に、映画館で隣に座っていた女性が号泣されていました。
成績表の「生活のようす」や先生方の短いコメント、係の説明などを訳すときに、どこまで海外の先生方に分かっていただけるかと、翻訳者も時間をかけて用語や表現を選んでいます。成績表のような短い文面でも、訳を補足しながら一人一人の頑張りが伝わるよう、これからも、さらに一人一人のお子様の良さを表現していきたいと強くおもいました。